
- 高須賀 太一
- Taichi TAKASUKA
- 大学院農学研究院 連携研究部門
- OB・OG / 2014年
- 日本
専門分野
ゲノム生化学
~テニュアトラック教員期間を振り返って~ OB・OGより
本研究は、以下に記載した3つの研究テーマの遂行を通して、バイオ燃料生産技術の発展と開発を目指す。 ①キバチ等の森林害虫の共生微生物群のメタゲノム解析を通して、新規バイオマス分解微生物種の同定を試みる。メタゲノム情報取得後は、メタ環境下での転写産物およびタンパク質発現の網羅的な解析を行うことにより、自然界における植物バイオマスの分解メカニズムに迫る。②これらメタオミックスデータや報告されているパブリックデータベースを基に、難培養性微生物種がコードするバイオマス分解に関連する有用酵素を探索し、組換え酵素の作成することから詳細な機能を明らかにする。③標的分解酵素ファミリーの分子系統樹を作成し、網羅的にタンパク質合成ならびに機能決定を実施する。これらの情報を統合し、バイオマス分解活性を強化した多機能性酵素を創出する。