専門分野

金融理論

概要

金融現象を多数の経済主体間のネットワーク上の相互作用の帰結として捉え,これを理論的側面から明らかにすることを目的とする。とくに,ネットワーク上の貨幣流通に着目し,独自に開発したグラフ金融理論を主な分析ツールとして研究を行う。グラフ金融理論の枠組みは,一般のネットワーク構造に関して貨幣の(相対的)流通速度の表現を可能とする点に特色を有する。

現在のところ,貨幣流通に関わる諸問題の原型を呈すとの観点から,決済システムを対象として研究を進める。具体的トピックとして,RTGS決済方式における流動性節約機能の効果,また中央決済機関の決済効率性に関する効果等について,ネットワーク構造との関連から分析を行う。